轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
せんきゅうひゃくにじゅうさんねんなつ
一九二三年夏
宮本 百合子
「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,898 字 · 16 页
私は、ぼんやり右往左往に入れ乱れ、房々、涼しそうな葉をつけた梧桐を見ながら、隣家から聞えて来るダンス・ミュージックを聞いた。余韻の乏しい、妙に機械的の音が、賑やかならば賑なほど心の憂鬱を誘うようだ。
忘られぬ印象
一、Oさんを m. m 大学に訪ねる。
二、翌日来。
三、父 門のところで会ったのをだまって居、帝国ホテルの音楽のかえり、ボサンケットのことから会ったと白状、m. m 感あり。
婦女新聞で、年下の青年に好意を持つ夫人のことをよみ、これが、悪でないと批評され且若いときから恋を知らなかった人は、年をとってから急にその目醒めを感じることがあるとよみ、自分のことも種々思う。
四、久しぶりで娘に会う。夜、いろいろの話の末、そのことになり、若い亢奮した初々しい様子で、自分にあった二三日前のことから、自分にそう云う場を「まあ、想像して見れば」と話す、「考えられもしないことだけれども」云々と。そしてしきりにOの噂をする。彼が妻に、大きな転期の来る迄はどこまでも導いてやろう、と云ったと云うことや、彼が、宗教によって培われた純粋さを飽くまで守りたいと云ったのはどう云う意味だろうとなど。