轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
せかいのいっかんとしてのにほん
世界の一環としての日本
戸坂 潤
在线阅读戸坂 潤《世界の一環としての日本(せかいのいっかんとしてのにほん)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 215,338 字 · 422 页
処がキリスト教以前のギリシアに於けるヒューマニズムとも云うべきものは之とは多少異ったヒューマニズムの他のも一つの元素である。なぜならイタリア・ルネサンス的ヒューマニズムが実は神秘的な宗教的な運動に始まると云われるに反して、ギリシアの夫は真実に対するヘドニックな賞歎によって特徴づけられるからだ(プラトンの『テアイテートス』)。一方が中世的接神術(テオゾフィー)や錬金術に関係ある処の自然に対する人間による征服という一面を失わぬとすれば、他方は人間が自然に於て彫塑的な表象としてのイデー・形象・を見出そうとするものである。之はすでに人間的教養と呼んで了うことさえ出来ないかも知れないのだ(イタリアのルネサンスに就いては、便宜上、K. Vosslep, Italienische Literaturgeschichte を参照)。
日本の文化的伝統(少なくとも自然主義文学以前)ではヒューマニズムというものがないとも云われている。その意味では東洋的自然主義がヒューマニズムの対立物だという見解は優れたものだ(例、三木清氏)。併しこの場合の無いと云われるヒューマニズムとは、略々ルネサンス的ヒューマニズムという一元素としての夫を意味しているに他ならぬ。