轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にさんのさんめいについて

二、三の山名について

木暮 理太郎

「霧の旅」1928(昭和3)年6月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 28,599 字 · 57 页

青空文庫

いずれにしても本来固有名詞ではないのである。

御岳の祭神は判然しない。私は未だ見たことはないが、『御岳神社由来記』という本があって、夫に拠ると祭神は大己貴命及少彦名命で、宝亀六年に社殿を黒沢口に造営した。然るに其後僧空海が登山して本地垂迹を説き、大己貴を座王菩薩、少彦名を薬師如来の垂化現出であると唱え、二仏を山上に安置して御岳山座王大権現と称したとのことである。宝暦七年十二月に松平秀雲の編纂した『吉蘇志略』には黒沢の条に

神祠(御岳権現祠)乃祀二御岳一也、俗謂二之里宮一、有二本社若宮二祀一、古称二安気大菩薩一、伝云延長三年鎮座。云々。

とあり、これで見ると御岳神祠は山そのものを祀ったものであることは明かであるけれども、安気大菩薩とは如何なる神か仏かまだ判明しない。但安気は安喜と書いたものもあるからアンキと読むのであろうか。

延長三年の鎮座とすれば宝亀六年より後るること百五十年である、この二の所伝はどちらが正しいか判断に苦しむとはいうものの、『信濃宝鑑』所載の至徳二年(南朝後亀山天皇の元中二年)及天文二十三年の鰐口の銘には、

木曾黒沢大菩薩若宮殿鰐口也

至徳二年乙丑六月十三日大檀那 伊予守家信