轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちきゅうようさい
地球要塞
海野 十三
「譚海」1940(昭和15)年8月~1941(昭和16)年2月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 71,834 字 · 144 页
私は作戦をのべた。
「それは尤もだが、戦闘に時期を失っては、たいへんだぞ」
「もうすこしだ。殿りの敵機が、せめてもう二十キロばかり、近くなったときに……」
といっているうちに、またもオルガ姫の声だ。
「敵の司令機が、無電を打ち始めました」
「えっ、無電を……さては、見つかったか。もう、猶予はならん」
私は、決心すると、オルガ姫を待たずに、配電盤のところへとんでいった。そして、怪力線砲発射の釦を押したのであった。
とたんに、機械室のエンジンは、ぐぐッと鳴って、ひどい衝撃をうけた。電灯は、今にも消えそうに光力を失った。
一秒、二秒、三秒!
「ああ、燃える、燃える、燃える……」
久慈が、テレビジョンの幕面を指して、歓喜の声を放った。
同じことを、私は、照準鏡の中に認めていた。
洋上高く、翼を揃えて襲来した六十機の超攻撃機は、一せいに火焔に包まれてしまったのであった。そして雨のように、煙の筋を引きながら、大空から墜落していくところは言語に絶した壮観だった。
やがて洋上には、真白な水柱が奔騰した。攻撃機が一つ一つ、濤に呑まれてしまったのであった。
「おお、敵機全滅! ばんざーい!」