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キリストしんとのなぐさめ
基督信徒のなぐさめ
内村 鑑三
明治二十四年四月十九日いわゆる……「基督信徒のなぐさめ」警醒社書店、1924(大正13)年2月25日改版<br>“If I can put……「基督信徒のなぐさめ」警醒社、1896(明治29)年12月1日<br>自序「基督信徒の慰」警醒社、1893(明治26)年2月25日<br>第二版に附する自序「基督信徒のなぐさめ」警醒社、1893(明治26)年8月14日<br>回顧三十年「基督信徒のなぐさめ」警醒社、1923(大正12)年2月25日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 51,320 字 · 100 页
もの、否な、霊の一部分にして、外より学び得たるものにあらざるなり。
「如何にして愛国心を養成すべきや」とは余輩がしばしば耳にする問題なり、いわく国民的の文学を教ゆべしと、いわく国歌を唱えしむべしと、しかれども人もし普通の発達を為せば彼に心情の発達するがごとく、彼の体躯の成長するがごとく、愛国心も自然に発達すべきものなり、義務として愛国を呼称するの国民は愛国心を失いつつある国民なり、孝を称する子は孝子にあらざるなり、愛国の空言喧しくして愛国の実跡を絶つに至る、余は国を愛する人となりて、愛国を論ずるものとならざらんことを望むものなり。
ゆえに余は余の日本国を愛すというはこれ決して余の徳を賞讃するにあらずして一人並の人間として余の真情を表するなり、余は米国が日本に勝りて富を有し技芸の盛なるを知る、しかれども余は富と技芸との故を以て余が日本に与えし愛心を米国に与うる能わざるなり、英国の政治、伊国の美術、独逸の学術、仏蘭西の法律は余をして日本人たるを嫌悪せしめしことはいまだかつてあらざるなり、コトパキシの高きは芙蓉の高きに勝るといえども後者が余の胸中に喚起する