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たからづかおいたちのき

宝塚漫筆

小林 一三

小林一三『宝塚漫筆』。同一底本的分册已合并为一书。收入:宝塚生い立ちの記、東京宝塚劇場の再開に憶う、アーニイ・パイルの前に立ちて。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 26,995 字 · 53 页

青空文庫

』

『まあそれは見てからの議論としましょう。』

『そうです。まあ一度見てやって下さい。私はやかましい議論を離れて大の贔屓なのですから。』

『それは子供らしい感情の方からですか。』

『そうです。私はその時分三つだった私の長男を連れて宝塚へ行ったのですが、其の時見た「桜大名」というのを未だに子供は忘れずにいるのです。もう五つになったのですが。』

『では、今度も子供衆のお供ですか。』

『子供のお供だか、子供がお供だか分らないのです。私の方が寧ろ楽しみにしている位ですから。』

(時事新報)

この帝劇公演からはじめてお金をとって見せるようになった。東京へ行ったらすぐに高輪の毛利公爵の婦人教育会に招ばれた。帝劇へ出たのをきっかけに、新橋演舞場、歌舞伎座と出るようになって、これなら東京でもできるということがわかったから、今の東京宝塚劇場を建設するようにまでなった。

このように宝塚が帝劇に出るようになり、今度は立派な小屋ができ、どんどん発展して行くと、今日のスターを映画に引抜かれると同じように、宝塚の作曲家の原田潤とか、舞踊を教える楳茂都陸平とか、そういう方面のスターをみんな持って行かれたことがある。