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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
」
こういうと次郎は、ワッと地面に泣きふした。
「次郎、よくざんげしてくれた、おまえはいま一命をすてるときだぞ、罪のつぐないをすべきだ」
と富士男が涙声でいった。
意外な次郎のざんげは、一同の心を強くうった、動揺がさざなみのように胸から胸へつたわった、快活だった次郎が、急に陰気な子になったことも、いつも困難な仕事はまっさきにひきうけたことも、みずから一身をなげうつ冒険にのりだしたことも、おかした罪の万分の一でも、つぐなおうとしたのだ、こう思うと一同は次郎の心根がいじらしくもあり、かわいらしくもある。
「次郎君は二年間の良心のかしゃくで、すでにその罪はつぐなわれている、そればかりではない、次郎君は危険な仕事があるたびに、みずから喜んであたってくれた、富士男君、ぼくはいまはじめてきみの高潔な心を知った、きみがつねに冒険をひきうけたのは、弟をかばうあたたかい心からだったのだ」
「そうだ、ぼくらは次郎君を罰することはできない」
一同がさけんだ。
「次郎君! 元気を出したまえ」
とドノバンが次郎の手をとった、一同は次郎を助けおこそうとしたが、次郎は両手で顔をおおってはなそうとしない。