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おさなきころのおもいで
幼き頃の想い出
上村 松園
「塔影」1933(昭和8)年5月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,182 字 · 5 页
でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵を拒絶しましたが、北斎の※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵の方が人気があったせいか否か、書肆の丸屋甚助は、水滸伝の翻訳を高井蘭山に転替しました。が、どう和解したものか、その翌年北斎は須原屋市兵衛出版にかかる馬琴著の「三七全伝南柯の夢」の※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵を引受けました。ところがまたこの※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵でも北斎がその天才的な創作力に依ってあまりに新意を出し過ぎるものですから、遂に二人は再度衝突し、馬琴が末段の方の一つの※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵の削除を主張したのに対し、北斎は※(「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)絵全部の返却を強要して、又々書肆を板挾みの苦しみに陥れました。が、書肆の死物狂いの奔走で、辛うじて両方のつむじ曲りを調停させたということでございます。
芸術家は天才になればなるほど、芸術的自我の熾烈なものであり、そこに彼等の価値もあれば、尊さもあるわけでございますが、そうした優れた芸術家の歴史に有名な逸話の実際の結晶