轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

「東日本小学生新聞」東京日日新聞社、1938(昭和13)年4月8日~12月4日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 167,635 字 · 337 页

青空文庫

わっはっはっ、なるほどそれなら、臭いものを嗅いでも平気の平左でいられるはずだ。わっはっはっ」

「えへへへへへ」

と、青江三空曹は、すこしきまりわるそうに笑いました。

その時、怪塔王の顔がふたたび窓からあらわれました。青江機の方をじろりとにらみつけると、

「うふふふ。さあ日本の水兵め、神の名でもとなえるがいい」

4

怪塔王は、ロケットの窓から首を出し、下の青江機をにらみつけ、神の名でもとなえるがいいと、気味のわるいことを言いましたが、一体なにごとをはじめようというのでしょうか。

「おや、また怪塔王が、窓から顔をだしているぞ」

「あっ、なにか手に持っていますぞ」

小浜・青江の二勇士が、たがいに叫びあううちに、怪塔王は半身を窓からのりだすと見る間に、かくしもっていた怪しい機械をぴったりと自分の胸にあてて、身がまえました。

「あっ、あんなものを出しやぁがった。あれはなんだろう」

「さあ、ベルクマン銃に似ていますけれども、ベルクマン銃が三つ寄ったくらいこみいった武器ですね」

「そうだ、武器にちがいない。どうするつもりかしら。ともかく戦闘準備だ。ぬかるなよ」

怪塔王は、その怪しい武器を胸につけて身がまえると、その狙をロケットのうしろの方につけました。