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にっき

日記

宮本 百合子

17 観劇日記(一九二九―一九三〇年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 17,770 字 · 36 页

青空文庫

一九三〇年のソヴェート舞台芸術に於ける特徴

一九二九年十二月二十九日

一九三〇年のソヴェート舞台芸術に於ける特徴

一、まわり舞台の一般的利用、

М・Х・А・Тの「復活」、全然日本のかえし。

メイエルホリド「バーニャ」或幅だけ円形線をとってそれをまわす。

上から見るとメイエルホリド「バーニャ」のまわり舞台の上から見た図

革命座「パルトビレト」のは更に小規模な部分的作業で

この壁がせり出して来て右へぐるりとまわると、かげからカルチーナ〔絵〕が出て来る。

革命座「パルトビレト」の一シーンの図

問題

つり上り、(ワフタンゴフの例もある)まわりその他 дом печать〔出版の家〕でもやったがこういうセットの動かしかたと本当のメカニズムとの問題。自分は今ソヴェト劇のこの点に疑問がある。例えばメイエルホリドの「ウェリコドゥーシュヌイ・ラゴノーシェッツ」〔「寛大なコキュ」〕の風車はよく分る、がワフタンゴフの立ってるテーブルの意味がわかるか?

主題――テーマ――

一九二九年十二月二十九日 メイエルホリド劇場〔入場券、配役表貼付〕

「森」

「検察官」はメイエルホリドのもって居る病的なところ、デカダンなところ、濃厚さと全的に披瀝したものだ。

「森」は云わば話し上手が、活々と、単純にノンセンスな、ユーモアと一種のリリシズムをもって女地主の家に起った話をして居るようだ。