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にっき
日記
宮本 百合子
02 一九一四年(大正三年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 17,620 字 · 36 页
二月三日
二月四日
二月五日
二月六日
この頃の心持は「獄中記」をしみじみと味う事をさせる。
或る点に於て私は一致する感じをもって居る事を不思議に思う。
二月三日(火曜)晴 寒
〔摘要〕学校出席
意外に起った事によって人間の心はおどろくほどいろいろな事を練習させられる。
人間の一生に限りがあると云う言葉によってその一生の間を力強く暮そうと思う人と同じ位に太く短くどんなにでもなるがままにやってやる、と思う人がある。
二月四日(水曜)晴 暖
〔摘要〕学校出席、御両親モッス宴会出席、歴史試験
悲哀と云うものが創造力の全体をきずつけるものでない事を最も幸福な時代に居たワイルドは知らなくってその悲哀を一つ一つしみじみと味う時になってその事を知ったと云うのはたしかに意味のある事である。その事を私の心に感受するほどの悲哀を私はまだ一度もうけた事はない。
私は若い処女のその滑かな肌と優しげな髪をさわっては見ようけれ共その心にある骸骨や内臓にさわる事は出来ない気持がなんにでもついてまわる。
二月五日(木曜)晴 寒
〔摘要〕学校出席
二月六日(金曜)晴 寒
〔摘要〕学校出席
学校に出がけに粉雪がチラチラ気まぐれにふり出した。