轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にっき

日記

宮本 百合子

02 一九一四年(大正三年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 17,620 字 · 36 页

青空文庫

一月三日

一月四日

でありながらはなれがたいなつかしみをうけた。「伯爵令嬢」まだ世の中をそんなに知らない私に四方を見廻させる力をもって居る。

一月三日(土曜)晴 暖、風

〔摘要〕小田切、松岡、徳岡文蔵、久米正雄、古橋氏来訪

久方振りに来た人達は女のいそがしいのも迷惑なのも忘れて又そんな事なんか考えもしないでさわぎ散らして居た。文蔵が帰ると間もなく文科の久米さんが来る、夜は古橋さん、トランプをしたあと新らしい女について又今の文学等について一時半まで話し合った。芸術と云う小さなかこいの中ほか見ないほど真面目と云うよりも、夢中になって久米さんは芸術を愛して居る人だ、相当に考えのある人と言う事は間違いない、今夜は私は大変に考えなければならなかった。文学は純文学として価値のあるものがいいかそれとも多方面から批難のないものがいいのか、大よそは分って居るが考えなければならない。

一月四日(日曜)晴 暖

〔摘要〕三越行 松野夫婦来訪

「青い鳥」を読む、細井氏令嬢の悲報をうける、女鴨の死

眼覚めるとすぐ私はめすの鴨の死んだのを知った。一声もなかずに只白い眼を時にあけて遠くに歩く自分の夫を見ながら死んで行った鴨の運命に云いがたい感じを私はうけた。