轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
にっき
日記
宮本 百合子
02 一九一四年(大正三年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 17,620 字 · 36 页
八月十九日
八月二十日
八月二十一日
国男が明日安積へ行く。
イギリスの石橋さんから絵がとどく。
midnight と云うのが気に入った、呉れるんならすぐ手の出したいほど。
今日来た外国雑誌の糊がくさくていやな香を放して居た。
鉛筆だのナイフなんか入れる袋を作る。
始終腰にさげて居たいものだ。
八月十九日(水曜)
久米氏の「牛乳屋の兄弟」が来月の十七日から四日間上場されると云う事だ。行って見たい気もする。
けれ共雑誌に出て居るのを見ただけではそう私のすくものでは有りそうもない。お敬ちゃんが来る。
二枚絵を持って来て見せた。一枚は私に呉れるんだそうだ。色と眼と模様が気に入った。
八月二十日(木曜)
午後から大沢に行く。先月の十八日以来初めて外出したので田舎から帰って来た時の様な気持がした。
電車がこわい様な気がした。
妙なものだ。
夜神楽坂に行く。アセチリン瓦斯の臭い下の露店と男に会う毎にさわぐ芸者共が真面にお化粧して下すに歩くのにも石の上で三味を弾く袖乞の指先にも活きて動く世の中がひらめいて居る。
八月二十一日(金曜)
午前中に帰る。赤い太陽に頭の上からテリつけられてに出す様な汗をふこうともしないで私は本を抱えて歩いた。