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ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
在线阅读高木 敏雄《比較神話学(ひかくしんわがく)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 177,624 字 · 348 页
し浪振比礼と浪切比礼、臣津野ノ命の国作りの神話、猿田彦ノ神の神話に見ゆる比良夫貝及び海鼠、櫛八玉ノ神の鵜に化して、海底の埴を咋い出でたる、素盞嗚尊の浮宝を作りし、何れか海洋的分子に非ずとせん。而して、其最も著しきものを、三神分治の神話、伊弉諾尊の御滌の神話、大祓の祝詞及び天地開闢の神話とす。此四つは、古史神話中にて、最も重要なる部分にして、独りその海洋分子を含有するのみならず、其根本に於て、全く海洋的性質を有するを見る。此点より見るときは、日本古史神話を称して、海洋的神話と云うも、不可なきに似たり。但し、茲に海洋的というは大陸的の反対なり。
三神分治の神話は、世界を分って、或は天と地とし、或は天地と根ノ国とし、或は高天原と夜之食国と滄海原とす。而して根ノ国と青海原と、或点に於て、互に其性質を融通する以て見れば、太古の世界観に於て、海洋が如何ばかり重要の位置を有せしや、之を想像するに難からず。男神御滌の神話は、古史神話の宗教的神話にして、宗教的並びに国家的に、最も重大なる大祓の神事の起原を説明し、併せて罪悪汚穢の意義を明かにし、攘祓に関する当時の観念を示す。