轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
06 一九三九年(昭和十四年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 374,755 字 · 745 页
二十八、九。『婦人公論』のをかいていて十二時前後。八月の成績は丁が七つよ。それから丙が乙と半々。奥さん代りをやるとこうですね。読書は二巻目終りの数頁のこっていて残念。九月はどの位ゆくか。いずれにせよ、十月十七日はゴールですから。
九月十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(封書)〕
九月十日 第八十六信
きのうの夜九時十五分前まで図書館にいて、かえって来たら速達が来ていました。八時ごろ着の由。帯を解きかけながらテーブルの上にひろげておいてよみ。それからまずと御飯をたべました。その間に咲枝が「困った、困った」とわきでいっている。というのは、本田龍助という八十八歳になる私たちの大叔父(祖父の生きのこっていた一人の弟)が危篤という電話だが、国男はすぐ行けないというしというわけです。この人は私たちとしても放ってはおけない人ですから、では、どうせ私もゆかなければならないのだから、と、十時半ごろに出かけて、かえったら十二時。くたくたでした。きのうは又朝九時からずっとねばっていたので。そちらの方はもう昏睡でした。けさ死去のしらせ。おミヤさんという目白の方にいた人は、中條の祖母の実家の娘で本田さんとは血縁はないが、つづき合っているので、そちらへ行っておミヤさんを本田の方へやるようにして、私は今夜通夜という次第です。