轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
10 一九四三年(昭和十八年)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 215,557 字 · 426 页
春のはじめらしい景色ですね。
『世界外交史』の第二巻買ってお送りします。岩波から野尻重雄という人の『農民離村の実証的研究』という本が出ていて買いましたが、統計が多くて今の私にはこなしてもらえないので、もしよかったらお送りします。面白そうな本です。なかなか細かく真面目にあつかっているようです。
今日も寒い日ね、私は綿入羽織をきて針差しのように丸くなっています。
一月二十九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 封書)〕
一月二十六日
今日は、今年始めての時雨た天気ですね。私は天降って食堂の炬燵に仲間入りしています。アアチャンの処へお客様で、スエコと二人切りになったから、好機逸すべからずと云うわけよ。
今日は火なしだと河鹿簑之助だから、スエコは此処を離れては、字なんか書けないそうです。(意地悪でしょ)
昨日はギリギリの時間でお目にかかれ、色々の様子を伺えて、何となく安心しました。心配していると思ってもいないのに、こうやって安心するところを見ると、やっぱり安心の程度が極めて微妙にあると思います。そちらでも同様の気がなさるでしょうか、そんな工合に家のポワポワ前髪は姉さんの様子を伝える事が出来るのでしょうか。