轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

もうもくものがたり

盲目物語

谷崎 潤一郎

「中央公論」1931(昭和6)年9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 75,341 字 · 148 页

青空文庫

ことはあるまいと、かくごをきめられたらしゅうござります。

それから姉川、さかもとの合戦がござりまして、いちどは扱いになりましたけれども、たちまち和議もやぶれてしまいまして、織田ぜいのためにじり/\と御りょうぶんを削られてゆきました。まことに名将の仰っしゃったことにまちがいはなく、長政公のおことばがおもいあたるのでござります。わずか二三ねんのあいだに、佐和やま、よこやま、大尾、あさづま、宮部、山本、大嵩の城々をおい/\にせめ抜かれて、小谷の本城ははだか城にされ、その麓まで敵がひし/\と取りつめてまいったのでござります。よせては六万余騎のぐんぜいをもって蟻のはいでるすきまもなく十重二十重に打ちかこみ、のぶなが公をそうだいしょうとして、柴田しゅりのすけ、にわ五郎ざえもん、佐久間うえもんのじょうなど、きこゆるゆうしが加わっておりました。太閤でんかも当時は木のした藤きちろうと申されて、おしろから八丁ばかりの虎御前山にとりでをきずいて、城内のようすをうかゞっておられました。あさいどのゝ御けらいにもずいぶんりっぱな大将たちがおられましたけれども、これはとたのみきったる