轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

わらいについて

笑について

岸田 国士

「人生読本3」春陽堂書店、1954(昭和29)年6月25日

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 6,526 字 · 13 页

青空文庫

二

ベルグソンの説によりますと、「笑いは決して感動とは相容れないものだ」と言うのです。やたらに感動してしまつては笑えないものです。感動するというのは感情が特別に高まつた状態を言うのでありまして、平たく言うと、胸がぐつと詰まる、胸がわく/\する、こういう状態です。こういう状態では何を見てもおかしくはない。それはそうかも知れない。嬉しいときに笑うのは、その嬉しさが一瞬登場したはずみに平静にかえつて、その平静になつた意識の上に或る滑稽なものが落ちて来る。初めて笑いが込上げて来るのです。これは是非とも皆さんも一ツお試しになつて下さい。

二

ベルグソンは又こうも申します。「笑いは、共同生活の或る要求に応じているもので、社会的意味を持つものである」と。つまり不調和なものに対する社会の反応を示す身振りであります。笑いを誘うもの、つまり滑稽の著しい特徴をあげますと、大体次の二つです。

第一は硬ばり、即ちしなやかさに欠けているということ、

第二は中心はずれ、これはエクセントリックなものといつてもいい。つまり丁度いいものの反対です。多くの喜劇はこの要素の上に成立つています。