轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

うまをころしたからす

馬を殺したからす

小川 未明

「おとぎの世界」1919(大正8)年8月

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 5,401 字 · 11 页

青空文庫

「こんなことになるのも、みんなかもめのいったことを信じたからだ。」と、彼は、かもめをうらみました。

しかたなしにからすは、ふたたび、自分の産まれた里を指して帰ってゆきました。こんなことがあってから、このからすは、ひとをおだてたり、うそをいって困らせたりすることを喜ぶようになりました。それもまったくかもめの言葉を信じて、とんだめにあった復讐を他に向かってしたのでございます。

ある日、からすは田の上や、圃の上を飛んで田舎路をきかかりますと、並木に牛がつながれていました。その体は黒と白の斑でありました。そして、脊に重い荷をしょっていました。これを見ると、さっそく、からすはその木の枝に止まりました。そして、下を見おろしながら、

「牛さん、牛さん、主人はどこへいった。」と聞きました。

牛は、穏やかな大きな目をみはって、遠方の日の光に照らされて暑そうな景色を見ていましたが、からすが頭の上でこう問いますと、

「俺の主人は、あちらの茶屋で昼寝をしているのだ。」と答えました。

これを聞くとからすは、

「なんて人間というやつは自分かってなんだ。おまえさんなぞは、人間の幾倍となく力が強いじゃないか。