轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

おくみさんとそのしゅうい

お久美さんと其の周囲

宮本 百合子

「宮本百合子全集 第一巻」河出書房、1951(昭和26)年6月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 75,369 字 · 149 页

青空文庫

、第3水準1-91-24)子には不安の様でも不忠実の様でも有ったので、いつでもお久美さんの仕様と云い出した事を判断して居た。

自分で自分が頼り無くて※(「くさかんむり/惠」、第3水準1-91-24)子は青白い頬に涙を伝わらせた。けれ共お久美さんはじきに涙を止めて云い出した。

「恭がね、

そりゃあ私に親切にして呉れるのよ。

あんまり伯母さんが甚いってね。

そいでこないだも一寸云ったんだけれ共、

自分の家が信州に在って去年父親が亡くなって一人ぼっちで居る阿母さんが淋しがって、帰って来い来いて云って来るんですって。

だから自分は近々に帰るつもりで居るからお久美さんも一緒に行らっしゃいって云うの。

自分こそこんなにして居るけれど家ではちゃんとして居るからちゃんとお嬢さんにして好い様にしてあげますからって云うんだけれども私そんな事出来るこっちゃあないって断わったのよ。

変ですものねえ。

「まあそんな事云ったの。

ほんとにそんな事出来る事っちゃあない。

恭だって高が雇人じゃあ有りませんか。

どんな素性だか分りもしないのに……

恭も亦あんまりですね。

仮にも主人の貴女にそんな事まで云うって。