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それから
それから
代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页
それから代助には、これが神戸の高木さんだと云って引合した。金縁の紳士は、若い女を顧みて、私の姪ですと云った。女はしとやかに御辞義をした。その時兄が、佐川さんの令嬢だと口を添えた。代助は女の名を聞いたとき、旨く掛けられたと腹の中で思った。が何事も知らぬものの如く装って、好加減に話していた。すると嫂が一寸自分の方を振り向いた。
五六分して、代助は兄と共に自分の席に返った。佐川の娘を紹介されるまでは、兄の見え次第逃げる気であったが、今ではそう不可なくなった。余り現金に見えては、却って好くない結果を引き起しそうな気がしたので、苦しいのを我慢して坐っていた。兄も芝居に就ては全たく興味がなさそうだったけれども、例の如く鷹揚に構えて、黒い頭を燻す程、葉巻をくゆらした。時々評をすると、縫子あの幕は綺麗だろう位の所であった。梅子は平生の好奇心にも似ず、高木に就ても、佐川の娘に就ても、何等の質問を掛けず、一言の批評も加えなかった。代助にはその澄した様子が却って滑稽に思われた。彼は今日まで嫂の策略にかかった事が時々あった。けれども、只の一返も腹を立てた事はなかった。今度の狂言も、平生ならば、退屈紛らしの遊戯程度に解釈して、笑ってしまったかも知れない。