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それから
それから
代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页
平岡は何とも云わなかった。代助も一寸控えていた。烟草を一吹吹いた後で、思い切って、
「君は三千代さんを愛していなかった」と静かに云った。
「そりゃ」
「そりゃ余計な事だけれども、僕は云わなければならない。今度の事件に就て凡ての解決者はそれだろうと思う」
「君には責任がないのか」
「僕は三千代さんを愛している」
「他の妻を愛する権利が君にあるか」
「仕方がない。三千代さんは公然君の所有だ。けれども物件じゃない人間だから、心まで所有する事は誰にも出来ない。本人以外にどんなものが出て来たって、愛情の増減や方向を命令する訳には行かない。夫の権利は其所までは届きやしない。だから細君の愛を他へ移さない様にするのが、却って夫の義務だろう」
「よし僕が君の期待する通り三千代を愛していなかった事が事実だとしても」と平岡は強いて己を抑える様に云った。拳を握っていた。代助は相手の言葉の尽きるのを待った。
「君は三年前の事を覚えているだろう」と平岡は又句を更えた。
「三年前は君が三千代さんと結婚した時だ」
「そうだ。その時の記憶が君の頭の中に残っているか」
代助の頭は急に三年前に飛び返った。