轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
それから
それから
代助醒来时,脑海里悬着一块木板,随脚步声消失。他总在半夜按着胸口数心跳,思考这跳动的生命到底意味着什么。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 172,794 字 · 347 页
五
「支店長から借りたと云う奴ですか」
「いいえ。その方は何時まで延ばして置いても構わないんですが、此方の方をどうかしないと困るのよ。東京で運動する方に響いて来るんだから」
代助はなるほどそんな事があるのかと思った。金高を聞くと五百円と少しばかりである。代助はなんだその位と腹の中で考えたが、実際自分は一文もない。代助は、自分が金に不自由しない様でいて、その実大いに不自由している男だと気が付いた。
「何でまた、そんなに借金をしたんですか」
「だから私考えると厭になるのよ。私も病気をしたので、悪いには悪いけれども」
「病気の時の費用なんですか」
「じゃないのよ。薬代なんか知れたもんですわ」
三千代はそれ以上を語らなかった。代助もそれ以上を聞く勇気がなかった。ただ蒼白い三千代の顔を眺めて、その中に、漠然たる未来の不安を感じた。
五
翌日朝早く門野は荷車を三台雇って、新橋の停車場まで平岡の荷物を受取りに行った。実は疾うから着いていたのだけれども、宅がまだ極らないので、今日までそのままにしてあったのである。往復の時間と、向うで荷物を積み込む時間を勘定してみると、どうしても半日仕事である。