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ちょうとどとう
ちょうと怒濤
小川 未明
「中学生」1922(大正11)年6月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 4,746 字 · 10 页
「どうせ、殺されるのだと思います。そして、なにになるものか私にはわかりせんが、人間は残酷なものだといいますから、格別、用はなくても殺すのでしょう。」と、青いちょうは答えました。
また、美しいちょうはたずねました。
「いったい、あちらに、なにがあるのでしょうか。」といって、青いちょうの顔を見守ったのです。
青い、小さなちょうは、菜の葉の上に羽を休めながら、
「私もよく、知りませんが、なんでも話にきくと、人間の住んでいるりっぱな町があるそうです。その町には、この野原に咲いているよりも、もっと美しい花が、たくさんあるそうです。まだほかにいろいろ珍しいものや、私たちには用事のない、名の知らないようなものがいたるところにあるということです。」といいました。
「そんな美しい花を人間はどこから持ってきたのでしょうか。また、なににするのでしょうか。」
「人間は、どんな遠いところからでも、船や車に乗せて持ってくることができます。人間は、やはり美しいものはなんでも好きなようです。ずっと南の方からも、また、北の方からも、いろいろ珍しい草や、花を集めてくるのです。」
青い、小さなちょうは、自分の知っているかぎりをみんな話してしまうと、