轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

なよたけ

なよたけ

加藤 道夫

「三田文学 四・五月号、六月号、七・八月号、九月号、十・十一月号」1946(昭和21)年5月~10月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 81,415 字 · 163 页

青空文庫

なよたけの赫映姫はとうとうこの儂に授けられたのですじゃ。

わらべ達の声、微かに遠く………

だまされた だまされた

あんなあなにだまされた

なよ竹は大納言の手先だぞ。

文麻呂 お爺さん!

竹取翁 終いまでお聞き下され。儂の話を黙って終いまでお聞き下され。なよたけのかぐやがこうして生れたのですじゃ。長いこと待ちあぐんでいた儂の夢が正夢となって現れたのですじゃ。……お若い方。儂は信じておった。本当にあのなよたけが儂と一緒にいると信じておった。儂はまるで宝物を扱うように、大事に可愛がり育てましたのじゃ。そのうち、あの娘の容貌の清らかに美しくなって行くこと、それはもう云うに云われぬほどで、そのために家の中は暗いところもなく、いつの日も光り輝いているようであった。儂が何かやまいで気分が悪しく、胸内が苦しいような時でも、あの子が眼の前にあらわれると、おのずとその苦しさが止むのじゃ。また、何か無性に腹の立つ時でも、あの子があらわれれば、やんわりと心が静まってしまうのじゃ。……なよたけのかぐやはこの儂のたったひとつの生き甲斐じゃった。……そうこうするうちにあれは眼の覚めるような綺麗な娘になって行った。