轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かんこんそうさいはかせ
冠婚葬祭博士
佐々木 邦
「講談倶楽部」大日本雄辯會講談社、1937(昭和12)年8月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 14,762 字 · 30 页
「います/\」
「何の人ですか?」
僕は伸び上った。豪い人は一人々々清水君に教えて貰っている。
「毛利専務と話をしている人です。藤田さんの隣りです」
「はゝあ。あの人なら、銓衡の時にお目にかゝりました」
「銓衡委員長ですよ。毎年やっています」
「試験官にしては愛嬌の好い人だと思いました。ニコ/\していて、決して意地の悪い質問をしません」
「親切なものです。僕は学生時代に保証人をして貰いました。そんな関係からこの会社を志願したんです。以来ズッとお世話になり続けて、仲人までして貰っています」
「はゝあ」
「何れ御紹介申上げます。同窓の後輩として、家へ伺候する方が宜いでしょう。僕が御案内します」
「何うぞ宜しく」
「さあ。もうソロ/\時間です。しかし人間、矢っ張り口はきくものですな。社長の頭から東半球西半球の話になって、お互に大発見をしました」
「僕は商大も三年の後輩です」
「商大ってことをよく御存じですね?」
「清水君から聞きました。清水君は重役初め課長係長、若手花形の経歴を毎日教えてくれるんです」
「僕も花形の中に入っていたんですか?」
「はあ」
「これは恐れ入る」
と大谷君、頭を掻いて、満足のようだった。