轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

たいわ

対話

宮本 百合子

「週刊朝日」1924(大正13)年1月1日号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 8,561 字 · 18 页

青空文庫

ヴィンダー 俺の大三叉が、恐ろしい鉄の轟きで天を震わせなくなってから、よい程時が経ったわ!

ヴィンダーブラ、やがて、きっときき耳を立て、起き上る。

ミーダ 何だ? 皆の足音でもするか?

ヴィンダー(熱心に)違う! 遽しい、わくわくした、嵐のような歓びのそよぎだ――ほら! 来るぞ。来るぞ。

ミーダ(同じく注意し)成程。此方に向って翔んで来る羽搏きの音が風を切って迫るな。――やあ、見ろ、俺達の奴どもだ!

宮の柱激しく揺れ、その間からヴィンダーブラ、ミーダの使者一、二、翼を持ち、黒鉄の鱗片で鎧った姿を現す。

使者一 御注進です! 吉報を齎したお賞めの言葉を先ず下さい。

使者二 悦び、悦び! 悦び※(感嘆符二つ、1-8-75)(バサバサ羽搏き。)

ヴィンダー ミーダ(一緒に)云え! 何事だ?

使者一(小声で早口に)大地の神が眼を覚まそうとしています。

今朝人間界に舞い下りて、彼方此方ぶらついていると、大地の神の衣の襞の海水が怪しく震えているのに目がつきました。

使者二 私共は素早く、馬鹿正直の翻車魚を捕えました。彼奴は、見ないことを云えない代り、知っていることを隠す術を知りません。