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しょうねんれんめい

少年連盟

佐藤 紅緑

「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页

青空文庫

いよいよ第二の探検を挙行することになった、第一のときには主として富士男が指揮者となったが、こんどは富士男がるす役をして、ゴルドン、ドノバン、バクスター、イルコック、ウエップ、グロース、サービスの七人がゆくことにきめた。

十一月の五日、めいめいこしに短銃をさげ、ゴルドン、ドノバン、イルコックの三人は、さらに鳥打ち銃をかたにかけた。一同は火薬を倹約するために、山田先生の遺物たる飛び弾を、おもに用うることにした、飛び弾というのは、一すじの縄に二つの石をしばりつけ、これを走獣に投げつけて、からだや足にからみつける猟具である。

時は春である、草は緑に、林のなかには名も知らぬ花が咲きみだれている。一同は富士男らの見送りをうけてだちょうの森を左にして、湖にそうて北へ北へとすすみ、その日は左門洞をさる十二マイルの河畔で一泊した。一同はこの河を一泊河と名づけた。

翌朝もぶじにすぎて、砂丘の下で一泊した、三日目の朝に、一同はこれより北は砂漠であることをたしかめたので、ふたたび一泊河へひきかえし、南の岸にわたった、そこでドノバンは重さ三貫五六百匁の野がんをとった。サービスがこれを料理したが、七人では食いきれないので、残りをフハンにやった。