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しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
「少年倶楽部」1931(昭和6)年8月号~1932(昭和7)年6月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 110,920 字 · 219 页
「それについてぼくはきみに相談がある。ぼくらはこの土地を絶海の孤島と認定してしまったが、まだぼくらの探検しつくさない方面がある、それは東の方だ、ぼくは念のために東方を探検したいと思うがどうだろう、あるいは東のほうに陸地の影を見いだすかもしれぬからな」
「きみがそういうならぼくも異議はないよ。五、六人の探検隊を組織していってくれたまえ」
「いや、五、六人は多すぎる。ぼくはボートでもって平和湖を横ぎろうと思うのだ、ボートはふたりでたくさんだ、おおぜいでゆくとボートがせますぎるから」
「それは妙案だ、きみはだれをつれてゆくつもりか」
「モコウだ、かれはボートをこぐことが名人だ、地図で見ると六、七マイルのむこうに一条の川がある。この川は東の海にそそぐことになっている」
「よし、それじゃそうしたまえ、だがふたりきりでは不便だからいまひとりぐらい増したらどうか」
「けっこう、じゃぼくの弟次郎をつれてゆきたい」
「次郎君か? あんまりちいさいから、かえってじゃまになりゃせんか」
「いや、ぼくには別に考えがある。次郎は国を出てから急に沈鬱になって、しじゅうなにか考えこんでいるのはどうもへんだと思う、このばあいぼくはかれにそのことをたずねてみたいと思う」