轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ばくまついしんかいこだん

幕末維新懐古談

高村 光雲

12 名高かった店などの印象

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 4,857 字 · 10 页

青空文庫

観音の地内は、仁王門から右へ弁天山へ曲がる角に久米の平内の厳めしい石像がある(今日でもこれは人の知るところ)。久米は平内妻の姓であるとか。元は兵藤平内兵衛といった人、青山主膳の家臣、豪勇無双と称せられた勇士です。石平道人正三(鈴木九太夫)の門人であった。俗説にこの人、武芸の達人で、首斬りの役をして、多くの人命を絶ったにより、その罪業消滅のため、自分の像を石に刻ませ、往来へ抛り出し、恨みある人は我を蹴って恨みを晴らせとの希望で、こうして石像を曝したものであるという……されば、その足で「踏み附ける」という言葉をもじり(文附ける)という意にして、縁結びの心願の偶像となったものとか、今でも祠の格子に多くの文が附けられてある。

雷門から仁王門までの、今日の仲店の通りは、その頃は極粗末な床店でした。屋根が揚げ卸しの出来るようになっており、縁と、脚がくるりになって揚げ縁になっていたもので、平日は、六ツ(午後六時)を打つと、観音堂を閉扉するから商人は店を畳んで帰ってしまう。後はひっそりと淋しい位のものでした。両側は玩具屋が七分通り(浅草人形といって、土でひねって彩色したもの、これは名物であった)、絵草紙、小間物、はじけ豆、紅梅焼、雷おこし(これは雷門下にあった)など、仁王門下には五家宝という菓子、雷門前の大道には「飛ん