轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かんとんねぎ
広東葱
国枝 史郎
「講談雑誌」1921(大正10)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 7,425 字 · 15 页
「何が変だい?」と訊き返すと、それには一向返事もせず尚何か熱心に考えているので、自分はフッと考え付き、
「それでは例の事件と、あの支那料理の連中とが関係があるとでも云うのかい?」
「それは明言出来ないがね」新井君は微妙の微笑をした。
二三日経つと新井君から次のような手紙が舞い込んだ。
「あの支那料理には美人がいるね。しかも素敵な支那美人が。君はそのことを知ってるかね? 恐らく君は知らないだろう。支那の美人と美少年! ほんとにあの店はいい店だ! だから今夜また行こうじゃ無いか。誘いに行くから待っていたまえよ」
夜になると新井君がやって来た。
「ほんとに支那美人がいるのかい?」早速自分は訊いて見た。
「たしかに僕は見たんだよ……昨夜一人で行ったのさ。その時僕は料理場を通って便所へ行ったと思い給え。そうすると料理場の横手の方に小座敷が一つあったんだ。その小座敷にいたんだよ。しかも老人と一緒にね。老人はあすこの主人だろう。女は妾だと睨んだが、この眼力は狂うまいよ」
同じ机へ陣取った。
「オイ」と新井君は美少年では無いもう一人の方のボーイを呼んだ「この家に別嬪が居るだろう? 素敵な支那の美人がさ」