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よろこばしきちしき
悦しき知識
深瀬 基寛
――停年講義(昭和三十三年九月十六日)
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,972 字 · 33 页
中の一人ですが、これがエリザベス朝時代の An Apologie for Poetrie ――詩の弁護――というのを書いたんであります。
あいだをとばしますと、十九世紀になりますというと、有名なシェリ、シェリの、これも非常に有名な、A Defence of Poetry ――詩の弁護。これは、えェ、ピーコックという先生が現われまして、これが、大体人間の知識はだんだんだんだん日進月歩して行く。科学の進歩に較べるというと、この poetry なんていうものは、まるで子供のガラガラだと言うんです。rattle, rattle. のガラガラガラだという。で、子供はガラガラでだませるけれども大人はだませない。詩なんかで誰がだまされるもんか。とつまりこれは詩の進歩説、詩というかもっと人智、人間の知識の進歩を信じた人の説でありますが、これに対してシェリがカンカンになっておこって、『詩の弁護』という、これは有名な、今でも有名な、昔からもたいへん有名な、詩の弁護なんであります。
それから、ワーズワスの Lyrical Ballads の序文という、これも立派な詩論であります。