轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

あくまのでし

悪魔の弟子

浜尾 四郎

「新青年」1929(昭和4)年7月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 25,202 字 · 51 页

青空文庫

此の寝床は明日は死体をのせていることだろうと考えながら。

私は床の中で露子が帰るのを待っていました。所が、自身大分薬がきいて来たのに気がつきました。堪らなく眠くなって来ます。今日は今までになく多量にのんだのでした。お負けに私は、さすがに食慾が出なかったため、余り夕飯をとらなかったので自分もひどく空腹なのでした。私は妻が帰って台所の戸口をがたぴしと戸じまりをしているのをかすかにききながら、深い眠りに陥ったと見えます。

何時間眠ったか判れません、不意に目がさめました。はじめはただ何となく重い気分で天井を眺めていました。頭の後が何かでつつまれているような気がします。そうして頭痛を伴っています。之は催眠剤を少し多くのんだ後で必ず起る現象です。

ふと、腕時計を見ると四時半です。頭をあげると雨戸はすっかり開けてあります。

私は暫くぼんやりとしていましたが、障子を照らす日ざしを見て、一体之は夕方なのかなと考えました。

そう思った途端、俄に昨夜の事が頭の中に浮び上りました。

薬を作ってやった、あれを呑ました筈だ!

そうだ! 俺は露子を殺そうとした筈だ!

妻は? 露子は?