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わがはいはなぜいつまでもすべてにおいておとろえぬか
我輩は何故いつまでもすべてに於て衰えぬか
大隈 重信
「実業之世界 第五号第五巻」1908(明治41)年9月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,415 字 · 5 页
例えば世界の一年の商売高が五百億あるとすると、この中英吉利が幾ら、亜米利加が幾許、日本が幾らという事を見、更に亜米利加は日本の何倍に当り、英吉利は亜米利加と幾らの差があるというような事を考え、それからまた十年前とか二十年前とかと比較を取ってみる。こうすると記憶にはっきり印象を与える。また歴史などもそうだ。まずずっと見渡すと中に幾つかの段落がある。それを始めに呑込んで、次に細に入り、更に段落と段落とを比較してその変化の有様を観察しておくと面白い。体力の養成については規則的に行動している外、別になんらの方法も取っておらぬ。冬は六時、夏は五時には必ず起き、夜はなるべく安眠する方針である。稀には夜更しをしても、朝は我慢して所定の時間には起床する。冷水浴も今はやってはおらぬ。要するに我輩は気を以て身体を御する主義であるのである。心配して色々の養生法をやっている人があるが、そう心配しては却って身のために宜しくないと思うのである。