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あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
在线阅读清沢 洌《暗黒日記(あんこくにっき)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 93,322 字 · 188 页
七月九日(金)
日本は支那に三度勝って、ナポレオンのごとく敗れる。それから日本は一九四〇年に米国と戰爭をするといった筋書きだ。ウエルズの予言は実によく当る。日米戰爭の勃発も一ヵ年の相違である。そして、ウエルズは「將來の歴史家は日本が正気であったか、どうかを疑うだろう」と言っている。
七月九日(金)
八日、軽井沢から帰京。この夜、芦田均君の主催にて、正木※(「日/大」、第4水準2-13-82)君を中心とする会あり。集まるものは芦田、馬場、島中、名川侃市(弁護士)、安藤正純、佐佐木茂索の諸君である。
正木君の話によると、今年の「近きより」は、二月号と六月号とが発禁であった由。自分が弁護士である関係から、官憲から呼び出されなかったとのことである。
鶴見祐輔君は戰爭の前途を樂観す。永井(柳太郎・元拓相)や鶴見には美文はあるが、思想なし。
帰ってみると、安藤正純君の「政界を歩みて」という一書の贈らるるを発見。非常にいい人であるが、筆力、思想、遺憾ながら大したものでない。
日本に革命は必至である。その革命は封建主義的コンミュニズムであろう。それは他の持つものを奪いとるのである。