轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
あんこくにっき
暗黒日記
清沢 洌
在线阅读清沢 洌《暗黒日記(あんこくにっき)》,假名注音日语阅读。JLPT N2,点词查义。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 93,322 字 · 188 页
六月三十日(水)
要するに御馳走をしないからだという。そして、乘取ってしまいたい底意であるとのことだ。
六月三十日(水)
国民学術協会の哲学講演会が取り止めになった。それは広告に中央公論社に申込むべき旨を書いてあり、それを陸軍報道部に投書したものがあったからだ。この計画は一週間つづけて哲学の講演をする予定で、既に百余名の申込みがあったそうだ。講師の中に三木清があり、それが不埒だというのである。
島中君の話によると、結局、中央公論が鹿子木、野村重臣らに書かせぬのが惡いというのである。八月号からは内容を全く一変する――今までは売れ過ぎたから、これからは売れない雜誌をつくる。海軍は同情するが、いま陸軍と衝突すれば雜誌の運命そのものにもかかわるから、海軍には遠慮せず、陸軍の気に入るような雜誌をつくれと言っている由。
雜誌を休刊した影響はなかなか大きく、それが却って陸軍を硬化させたらしい。社長を替えるのも一つの目的らしいが、もし、そういう場合になれば、自爆あるのみと、島中君は決意を語っている。
昨日、妻と軽井沢に來る。一ヵ月以前にきたときは、まだ若葉であった。いま深緑に満つ。