轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

さいこにほんのじょせいせいかつのこんてい

最古日本の女性生活の根柢

折口 信夫

「女性改造 第三巻第九号」1924(大正13年)年9月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 9,493 字 · 19 页

青空文庫

ところが、内地の昔にもまた、これがあった。東近江の筑摩神社の祭りには、氏人の女は持った夫の数だけの鍋をかずいて出たという。伊勢物語にも歌があるほどで、名高いことだが、実は一種の「いざいほふ」に過ぎなかったものと思われる。鍋一つかぶる女にして、神人たる資格があったものと思われる。

五 女の家

近松翁の「女殺油地獄」の下の巻の書き出しに「三界に家のない女ながら、五月五日のひと夜さを、女の家と言ふぞかし」とある。近古までもあった五月五日の夜祭りに、男が出払うた後に、女だけ家に残るという風のあった暗示を含んでいる語である。

鳰鳥の葛飾早稲を贄すとも、彼愛しきを、外に立てめやも

誰ぞ。此家の戸押ふる。新嘗忌に、わが夫を遣りて、斎ふ此戸を

万葉巻十四に出た東歌である。新嘗の夜の忌みの模様は、おなじころのおなじ東の事を伝えた常陸風土記にも見えている。御祖の神すなわち、母神が、地に降って、姉なる、富士に宿を頼むと、今晩は新嘗ですからとにべもなく断った。妹筑波に頼むと新嘗の夜だけれど、お母さんだからと言うて、内に入れてもてなした。それから母神の呪咀によって、富士は一年中雪がふって、人のもてはやさぬ山となり、筑波は花紅葉によく、諸人の登ることが絶えぬとある。