轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かせいたんけん
火星探険
海野 十三
「サイエンス」1945(昭和20)年12月~1946(昭和21)年11月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 77,522 字 · 155 页
「僕は絶対に入用だよ。だって張が占いをするときには、僕が手つだってやらないと、仏さまが彼にのりうつらないんだもの」
「だめ、だめ、何といってもどっちも連れて行きやしないよ、これからいうだけ損だよ」
「……」
「この次のときまで、待つんだね」
「どうしても今度はだめなんだね」
「そうさ。張にもよくいっておくんだよ」
「……じゃあ、もう頼まないや」
ネッドは気の毒なほど悄気て、田舎道を村の方へ引きかえしていった。それを見送る山木と河合とは、あまりいい気持ではなかった。だがこれまで吹きまくった手前、今更がたがたのおんぼろ自動車のことをぶちまけるわけにもいかなかった。
愉快なる出発式
はなばなしい自動車旅行の出発を明日にひかえて、山木と河合とは泣き出さんばかりの有様だった。それというのは、自動車の修理が一向にはかどらなかったからだ。いや、はかどらないどころか、修理の手をつければつけるほど、あっちもこっちも悪くなって、一個所を直すたびに、更に他の何個所かががたがたしてくるのであった。これでは自動車を直しているのか、壊しているのか分らなかった。
「困ったねえ。これじゃあ明日の出発に間にあいそうもないぜ」