轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

げんだいにほんのしそうたいりつ

現代日本の思想対立

戸坂 潤

「現代日本の思想対立」今日の問題社、1936(昭和11)年12月

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 125,540 字 · 245 页

青空文庫

でつまり、農業統制法の不通過と産組主義の放擲とによって移行した利益の終局の落ちつく先は、大体農業産業資本家、乃至農業金融資本家の手の中ではないかと考える。

一体ファシズム政策の一種としての統制主義は、大衆の利益の保護ということをその社会倫理的な名目としたのであったに拘らず、実は農村の貧農大衆の利益とは何等の実質的な関係があったのではなく、殆んど全く自作小地主以上の「農村」を保護するものに過ぎなかったが、それが今度はも一つ上の農村による産業乃至金融資本家、の利害に落着するためには、例の統制主義はかの倫理的名目などはかなぐり捨てて、統制主義の本質であり実質的な目的であったところの資本独占のために、その身を犠牲にしなければならなかったのである。

ここにおいては統制主義は、名目と実質とに分裂する。それは新官僚乃至軍部とブルジョアジー政治家との外見上の対立と、前者の多少の譲歩とになって現われる。ところがこういう外見上の対立を通して一目散にその実質上の目的を追求することが、真の統制主義の真理なのである。

同じ関係は、工業関係の統制案(主に重要産業統制法)について、もっとハッキリと見て取れる。