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しろつばき
白椿
海若 藍平
「九州日報」1922(大正11)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 2,775 字 · 6 页
いやがらずに、それはそれは元気よく愉快に仲よく遊びますので、友達の出来る事出来る事。今まで寄り付かなかったよいお友達が、みんな遊びたがってお家にまで来るようになりました。
女の児はいつもよいお友達と音なしく遊んで、音なしく勉強しました。
来るお友達も来るお友達も、みんなちえ子さんの机の上の一輪ざしに生けてある白椿の花を賞めました。その時女の児はいつもこう答えました。
「あたしはこの白椿のようになりたいといつも思っています」
「ほんとにね」
と友達は皆、女の児の清い心持ちに感心をしてため息をしました。
ちえ子さんの白椿は日に増し淋しく悲しくなって来ました。「あたしのようなわるい児はこのまま散ってしまって、あの女の児が妾の代りになっている方がどれ位みんなのしあわせになるかもしれない。どうぞ神様、妾の代りにあの女の児がしあわせでいるように、そうしていつまでもかわらずにいるように」と心から祈って、涙をホロホロと流しました。
その中にだんだん気が遠くなって、ガックリとうなだれてしまいました。
× × ×
「まあちえ子さん、大変じゃないの。