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そらにわくきんいろのくも
空にわく金色の雲
小川 未明
「こどものせかい」1953(昭和28)年6月
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 6,576 字 · 13 页
おじさんだから、とくべつせわしてくれると思っては、いけません。たよりとなるものは、ただ、自分の力だけです。わたしは、これからも、せいいっぱいはたらくことにします。」と、母はいいました。
正吉は、なんとも答えられず、あついなみだが、こみあげるばかりでした。
二、三日、顔をあわさなかった武夫は、学校からかえると、あそびにきました。
「きょう、先生が正吉くんは、どうして休んでいるのだと聞いたから、ぼくの三輪車と競走して、足をいためたといったら、なんでそんなばかのまねをするのかといったよ。だから、ぼくは正ちゃんは、マラソン選手になるので、三輪車なんかに負けられないのだと話したら、先生は、人間の足と機械と、いっしょになるかと笑った。」と、学校の話を告げました。
「ぼく、つまらんことをした。」と、正吉は、後悔しました。
「もっと、自分をたいせつにしなければ、いい選手なんかになれないと、先生もいっていたよ。」と、武夫はありのままをつげました。
「お医者さんに注射してもらったけれど、いたみがとれなければ、入院して手術するんだって、こまってしまったよ。」と、正吉が力なくいうと、