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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页

青空文庫

三千年が間に破滅に臨み、悲しみつつかかる時代を夢みた知識人は幾十人あったであろうか、幾百人であっただろうか。いや、知識そのものが傷み悲しんでいたともいえよう。

しかも、今、その形をもって、眼前に、人間が、人間の秩序を整えたのである。

勿論、現実はそう甘くはない。第二第三の『資治通鑑』が、私達の歴史の中に、惨酷な醜悪を用意をしているであろう。しかし私達は今まさに一つの人間の夢にまで辿りついているのである。この一点を手離すことは、あの長い歴史に対して申訳けないことである。

国立国会図書館は、かかる幾つかの夢としてここに現われ出でた。これは、日本の民主化の一つの表徴であり、現議員の果たした栄誉のバッジですらある。往古、アレクサンダーがその遠征の記念としてアレクサンドリア図書館ができたように、今、ここに戦いが文化建設の機縁となったということもできよう。

ともあれ、この日本民族の危機にあたり、この図書館がその型態を正しく整えることの急務は、正に切実をきわめている。

一歩退いて図書館界を省みると、この一隅の世界もまた、火炎の中にあるのである。いま、『群書類従』