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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
この拒否に面して、前に見る四つの遊離の様相をもたらしているといえるであろう。
第二には知識の問題それ自身に横たわっている条件がある。これまでの哲学的態度が一つの方法論になっていた。すなわち知識が観察の上に成立し、その観察している態度を更に観察することを要するという構造をもっている。これは行動そのものから、自己を除外して、意識面の中に対象をうつしかえる可能性をもっているのである。これは知識を個人的主観の意識中にとじこめる方法である。プラトン型、ディオゲネス型の何れもこれを足場に政治行動から遊離する基盤をもっているのである。アリストテレス型もその行動的矛盾を誤魔化すことができるし、またソクラテス型では、知識の孤独化への契機ともなってくるのである。
この世界観的方法論においては、プラトン、アリストテレスに共通な現実から遊離したアイドスがあるという考え方である。身近にいえば「理論的にはこうだが、実際はこうなのだ」という時の理論と実際は分離しているという考え方、それをうずめるのが政治であるという方法論的立場である。この「観察と行動」「理論と実際」が分離しているという考え方自体の中に、知識自体が政治婢であり、そこでもって、遊離した支配を受けてもしかたがない。