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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页

青空文庫

あたかも妾的取扱いをうけるゼスチュアがそれみずからの態度の中にあったともいえるのである。

哲学そのものが、知識そのものが、今や、新しくその態度そのものを、方法そのものを革めるべき時に面している。その事を、哲学では哲学の危機と叫んでいるのである。

以上、知識を政治から遊離する二つの基礎、すなわち第一の文化機構とその誤謬、第二の知識問題としての誤謬から解き放たれる事が、今や民主主義の課題にほかならない。真の民主主義とは何であるか、人類は、それを課題として、今、正に、自分自らを試みている。

トルーマン大統領の選挙にあたって、アメリカのギャラップ調査局をはじめ、研究所、ジャーナリズム等知識調査力をつくして理論的可能を想定した。しかし現実はそれをくつがえした。知識が政治に敗れた一つの現象である。しかも、その敗退は、アメリカの大衆の組織的主体的条件を、すなわち「主体性」の要素を論理的計算の中から欠如していたことから起った謬りではなかったかを教えるものがある。

世界の現段階の文化は、もはや知識は大きな組織で集団的共同研究の形で政治に役立つものとならなければならないことを示しつつある。