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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
中井正一『論理とその実践――組織論から図書館像へ――』。同一底本的分册已合并为一书。收入:「焚書時代」の出現、生まれ変った赤坂離宮、国立国会図書館について、知識と政治との遊離、地方文化運動報告、図書館法楽屋話、図書館法の成立、野に山にかかる虹の橋、民族の血管、「良書普及運動」に寄せて、機構への挑戦、巨像を彫るもの、国立国会図書館、集団文化と読書、実践について、組織としての図書館へ、地方の青年についての報告、聴衆0の講演会、図書館法ついに通過せり、図書館法と出版界、歴史の流れの中の図書館。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 页
その他語られたヴィジョンは多かったのである。もちろんそれはアメリカではそれは現実なのである。しかし、その一つ一つが日本では夢にすぎなかったのである。かくしてその夢の種は、戦後の矛盾に満ちた瓦礫の中に下ろされたのである。
私達は発生的に、その下ろされた一粒の種であったのである。右に根をのばせば鉄板、左にのばせば焼けた石というかたちでその生態を形づくり、空間を求めている。
言語をつくってくれた、辛抱づよい人類の十万年の苦労を思い起して、鼓舞しなければ、時々途方に暮れる思いをする日がないではないが、しかし、二年足らずの年月とすれば、どうにかやっと根が下ろせたかと思うところである。アメリカの国会図書館の七十年の歴史から見れば、或いは二年目頃はこんなものであったかもしれない。
夢を実現することは、ちょっとやそっとではない。支部図書館をつくるとき、各省から集まって議論があった。立法機構から行政機構に、一種の任命権をもつことからが無理な夢なのである。議論は全然まとまらないのである。あわや混乱かと思えた空気であった。私は思わずいったのであった。これが法的に無理である事はわが館の方がよく知っている。