轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
ちょうほうちゅうけいきょく
諜報中継局
海野 十三
「新青年」1944(昭和19)年12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 19,537 字 · 40 页
委員A「吠えたって出て来るものか。一九四四年にはゴムの在庫が全部無くなるということは一年前から分っていたんだ。今更……」
長官「はははは。一年前のあのときには、君達がゴムがない、どうしてくれると騒いで、余が、吠えたって出て来るもんかいといったっけ。ははは、今はあべこべだ」
委員A「笑いごとじゃない。飛行機のタイヤをどうするんだ。超重爆の月産三千機、その他の飛行機を合わせて全部で七千五百機だ。それに使うゴムタイヤの重量は最低に見積って五千六百トン。その五千六百のゴムがどこを探しても無いのだからなあ」
長官「闇の親分のところなら有るだろう」
委員A「高くて駄目だ。公価の百倍積んだって出しやしない」
長官「しかし有るなら買うより仕方がない。タイヤなしで飛行機をとばすわけにも行かんからね」
委員K「水上飛行機と飛行士ばかり作っちゃどうかね。あれならタイヤはいらないが……」
長官「ゴムのタイヤのついた飛行機を作れという命令が来ているんだ。困ったなあ。闇の王国に依存したとしても、今後何ヶ月保証が出来るやら分らんからなあ」
委員G「長官ここに最も有効なるアイデアがある」
長官「ほう、それは大歓迎だ。