轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
かいなべのうた
貝鍋の歌
中谷 宇吉郎
「文藝春秋」1961(昭和36)年4月1日
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 1,770 字 · 4 页
人間の舌は、あんがい敏感であって、化学分析でもわからないていどの微量の成分を、感じとるものである。
この貝鍋カルシウム論を、芸大の物理の教授をしているO博士にしたことがある。最近その博士に会ったら、あの実験はやってみましたという。結果は肯定的で、蛤の貝殻を、水で一時間くらい煮ると、簡単なテストでわかるていどに、カルシウムがとけ出るそうである。帆立の貝鍋は手に入らぬので、まだやっていないが、充分出るでしょうといっていた。
少し暇になったら、本式に貝鍋料理の物理的および化学的の研究をしてみたいと思っている。
(昭和三十六年四月一日)