轻松读懂日语经典作品
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もん
門
宗助在秋日午后躺着发呆,和妻子有一搭没一搭聊天,平淡的日子下好像藏着说不出口的秘密。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 139,830 字 · 278 页
そのうち年がだんだん片寄って、夜が世界の三分の二を領するように押しつまって来た。風が毎日吹いた。その音を聞いているだけでも生活に陰気な響を与えた。小六はどうしても、六畳に籠って、一日を送るに堪えなかった。落ちついて考えれば考えるほど、頭が淋しくって、いたたまれなくなるばかりであった。茶の間へ出て嫂と話すのはなお厭であった。やむを得ず外へ出た。そうして友達の宅をぐるぐる回って歩いた。友達も始のうちは、平生の小六に対するように、若い学生のしたがる面白い話をいくらでもした。けれども小六はそう云う話が尽きても、まだやって来た。それでしまいには、友達が、小六は、退屈の余りに訪問をして、談話の復習に耽るものだと評した。たまには学校の下読やら研究やらに追われている多忙の身だと云う風もして見せた。小六は友達からそう呑気な怠けもののように取り扱われるのを、大変不愉快に感じた。けれども宅に落ちついては、読書も思索も、まるでできなかった。要するに彼ぐらいの年輩の青年が、一人前の人間になる階梯として、修むべき事、力むべき事には、内部の動揺やら、外部の束縛やらで、いっさい手が着かなかったのである。