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うんなんしゅびへい
雲南守備兵
木村 荘十
「新青年」1941(昭和16)年4月号
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 37,859 字 · 76 页
此の頃の馬鹿な御機嫌はどうだ”
彼は、この鉱山にいると流刑にでもされたような気持になるのだった。
無論、黄中尉の一件を知っている新しい部下は、彼に対して実に忠実である。
まるで腫ものに触るように怖れているのだ。あれ以来、上官と雖も彼をぞんざいに扱う者はない。
鉱山事務所の者や、坑夫に至っては、彼と擦れ違うにも小さくなって端を通るのである。
それより、何より不愉快なのは、坑夫の半数を占める十二、三から十五歳位の惨めな少年坑夫達までが彼を怯じ恐れていることだった。
箇旧の最近の錫鉱山労働者は、全鉱区で約十万人を上下しているがその中半分はこうした児童なのだ。
その児童のまた五、六割が八ツから十二歳ぐらいまでで、法規を逃れる為に十五歳以上と偽って届けてあった。
孫軍曹は、見廻中も、出来るだけ子供の坑夫を見まいとした。自分の任務は鉱区の治安維持と外部の者の侵入を警戒しさえすればいいのだ。子供には関係はない。しかし、弟の年頃位の児童が居ると、思わず顔を見ずには居られなかった。
草も生えぬ、岩の山道を、毎日々々、小馬や駄馬と共に、列をなして鉱石を運ぶ少年達――。