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がいこつとうのだいぼうけん
骸骨島の大冒険
山本 周五郎
「少年少女譚海」1930(昭和5)年10月~12月
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 16,922 字 · 35 页
それから何時間経っただろう。
――ぶるるるるるる。という騒々しい物音に、ふと気がついて見ると、龍介は狭い小さな部屋に、体をかたく縛られたままころがされているのに気付いた。
「畜生、到頭やられたぞ※(感嘆符二つ、1-8-75)」龍介は口惜しそうに呟きながら、どうかして縛ってある縄を解こうとして見たが、厳重な縄はびくともしない。
「全体ここはどこなんだ。あのぶるぶる云っている音は、何だろう……」そう云って、ふと気がつくと、すぐ傍の壁に小さな硝子張の窓がある、龍介は身を摺りよせてその窓を覗いた。
「あっ※(感嘆符二つ、1-8-75)」覗いて見て龍介は驚の声をあげた。
「こりゃ飛行機の中だぞ……」なるほど、窓から見ると、遥に遥に下の方に光っている海が見えていた。ぶるるるると云う音は、龍介をのせた飛行機のプロペラの音だったのだ。
「畜生、飛行機などに載せやがって、全体僕をどこへ連れて行こうとするんだ」
云いいい、なおも窓から覗いていると、飛行機からなにか黒い物を落とした。見ていると黒い物は海に浮んでいる軍艦の傍へおちて、白い飛沫をあげながら爆発した。
「やっ! 爆弾だな※(感嘆符二つ、1-8-75)」叫ぶ間もなく、飛行機は次々と爆弾を投下した。